自己紹介

はじめまして、ぶひひです。
取り留めのつかない状態に陥っている頭の中の妄想の数々。
・・・去就が激しいので、ついに文字にしてしまいました。

ブログタイトル International Klein Blue は
愛して止まないSJ応援カラー、サファイアブルーのことです。
中でもイェウク中毒患者なのですが、それ以外にも萌える、他CP等
選り好みのない雑食系だと自負しております。
一部BL表現を含みます。ご不快になられる方は閉じて下さいね。
KYR3.jpg
作者Sっ気たっぷりの為、ひどく登場人物を振り回すことがあるかも知れません。
この二次小説は私の脳内でのことですので、当然事実とは異なります
事実も都合のいいように解釈し、捻じ曲げ、誇張しています。
部屋割り等、現実に沿うようにしたいのですが・・・一緒に住んでてくれっていう願望が大きいです。
すっごく昔の画像に触発されれば、書いちゃうので・・・いつの頃の話だってなるかもしれません。
どうぞ、作者と一緒に・・・何もかも飛び越えて、時間軸のない世界に飛び立ってください。
ご本人を存じ上げませんので、キャラ的にありえないことも起こります。
意図的に貶めるものではなく、そこに作者の『萌』があったのだと
理解できないまでも、スルーしていただけたらと思います。

誤字脱字など至らぬ点が多々あるかと思いますが
笑って・・・頭の中で変換していただけると有り難いです。

*拍手・コメ・メッセージ頂戴できれば、単純なため空を飛ぶ勢いで喜びます。
 おだてれば何でもしちゃいます。どうぞ、褒めて育ててみてください。
 各画像イメージ用にお借りしております、有難うございます。


当サイト鍵記事のパスワードは、ご存知私がパジョっているこのグループの

デビュー年月日(8文字:ウィキで見て下さい。)&当サイトの名前の頭文字(大文字)と
エルフの大好きなグループたのメンバー数(Mのみメンバーを除く)です。





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作品紹介

ここから飛べるように整理したのもあります。#の後のタイトルをクリックしてください。
UPスピードについて行けず、メンテナンス工事が遅れ気味です。
ご不便をお掛けしております、ごめんなさい。ゆる~くお待ちくださると嬉しいです。




【リアルシリーズ】
☆Our Love<不定期UP>
OurLove.jpg

写真やツイ、小さな欠片から膨らんだ妄想から生まれた短編 イチャイチャ度☆
CPは暗に匂わせているだけ・・・のハズ。
83?イェウク?キュミン?ウネ?ハンチョル?カントゥク?と推測して下さい。
あの時かな?と思いながら読んで頂けたらうれしいです。

#1曇天(RW)               
#2イタリアン?(YS)
#3スパニエル(SM)          
#4元葡萄(EH)
#5ペーパードリップ(LT)       
#6芋・栗・南京(KH)
#7walkin'(KG)              
#8So What(KG)
#9あなたしかいらない(RW)
#10君じゃなきゃダメなんだ(YS)
#11ツートップ(HC)          
#12Picture BookⅠ(RW)
#13Picture BookⅡ(EH)      
#14Picture BookⅢ(KH)
#15Picture BookⅣ(YS)       
#16君だけ足りない(DH)
#17覚悟(RW)              
#3000記念SMTOWN(TVXQ)
#4000記念誰のでしょう(TVXQ)

  ☆happy icecream! イェウク<全4話>
  ボタンの掛け違いのようなタイミングのズレ・・・でもそれが兄さんの通常運転?

  ☆again ウネ<全10話>
  ちょっとした衝突・・・二人が入れ替わって気づいたことは?

  ☆ね、もう一度言ってみて キュミン<全4話>
  伝わりますかこのドキドキ。あなたも俺にドキドキしてくれてたらいいなって思うのはいけませんか?

  ☆星が落ちそうな夜だから カントゥク<全4話+弟達編の5話>
  僕がしてきたこと、したいこと。お前がしなきゃいけないこと・・・わかってるだろ?



☆우리 사랑  ~ウリ サラン~ <1/5~:不定期UP>
Our Loveからの派生です。 短編     
鍵するほどではないけれど、直接的・間接的な表現が多いのとキャラ崩壊が激しいかも・・・と心配になり別枠としました。

#1上手に嘘をついてみて(SW)        
#2上手な嘘の見分け方(DH) 
#3上手に嘘をつく方法(EH)          
#4恋は盲目Ⅰ(EH)
#5恋は盲目Ⅱ(DH) #6いけない僕らⅠ(SM)
#7いけない僕らⅡ(KH)             
#8ヤダⅠ(YS)
#9ヤダⅡ(RW)
#10始まりと終わりに(EH)
#11俺のⅠ(KH)
#12俺のⅡ(SM)
#13In my dream~追憶の彼方に~Ⅰ(RW) 
#14In my dream~追憶の彼方に~Ⅱ(KB)
#15In my dream~追憶の彼方に~Ⅲ(KH) 
#16In my dream~追憶の彼方に~Ⅳ(YS)
#17In my dream~追憶の彼方に~Ⅴ(KG) 
#18In my dream~追憶の彼方に~Ⅵ(HC)
#19ヤキモチ やきもちⅠ(YS)        
#20ヤキモチ やきもちⅡ(RW)
#21カップリング? (DH)             
#22カップリング! (KH)
#23なかなおりⅠ (DH)             
#24なかなおりⅡ (KH)

☆0-Love-から始めるAtoZ
OurLveや우리 사랑の短編がベースにあるようなお話です。<20話>
イェウク、キュミン、ウネ。なので、『happy icecream!』や『again』、『ね、もう1度言ってみて』の流れを汲んでいます。

『Lveシリーズ②』★make loveまであと少し<20話>#1~

『Lveシリーズ③』★Love me do<20話>#1~

『Lveシリーズ④』★Lovin' you<18話>#1~


☆いつでも何度でも
アイドルとしてのスジュをベースにした、全員総出演のお話。
僕らはチームで仲間・・・家族なんだ。
#1~<全28話>
リョギのSJ通信<全20話>
14000記念いつでも何度でも キュミンサイド
#1~<全20話>



【パラレルシリーズ】

☆another ocean <全32話 完>
another ocean
初の長編 イェウクメインで83・ウンシヘ・キュミンです。
チャレンジというよりも書いてたら長くなったという代物。
流血シーン、エグい表現、R18表現一部ありです。苦手な方は回避を。


☆あした雨が上がったら 『デザイン事務所』<全34話> 
不器用イェソンとそれを取り巻く仲間たち?大切な事はいつもそこにある。
BL要素有 イェウク?&シヘです。恥ずかしいので一部鍵付き(なくても話分かります。)

『雨シリーズ②』★昨日の虹を探して<全10話+α>
『あした・・・』の前の彼ら。ソンミンとヒチョルの話と事務所設立時の3人+キュヒョンの話。
#スピンオフ:うにゃさん作 1000記念『俺の太陽』(中学生2WOON) 『僕の太陽』(カントゥク)
#ぶひひ作 『かくれんぼ』(小学生トゥギと幼児ミン君)
      
『雨シリーズ②』★雨上がりの空に<全16話+α>
『あした・・・』の後の彼らです。ちっとも進まなかった関係に進展が?
#スピンオフ:ぶひひ作 2000記念『雪のカケラ』(キュヒョン)・ 『氷雨を溶かして』(イェウク)

『雨シリーズ③』★今夜月が登ったら<全10話+α>
『雨上がりの空に』の後の彼ら。ヒョクチェメインです。
#これまでのあらすじと関係図
#5000記念スピンオフ:『恒星-スピカ-』(リョウク)

『雨シリーズ④』★あの雲のように<3話+3話>
カンイン・キュヒョンメインで過去のあちこちに飛びます。
こんなエピソードもあったのか的にお読みください。・・・続くかもです。

『雨シリーズ⑤』★風に抱かれて<20話>

『雨シリーズ⑥』★秋霖<10話+>

『雨シリーズ⑦』★風のかたち<10話>

『雨シリーズ⑧』★優しい雨が降る夜は<10話>

『雨シリーズ⑨』★虹の向こうに<10話>

『雨シリーズ⑩』★真昼の月のように<10話>

『雨シリーズ⑪』★雪消え月の頃< 話>

『雨シリーズ⑫』★風花の舞う空<8話>

『雨シリーズ⑬』★Raindropsはチョコの味<20話>



☆愛をあげる<執筆中:初回1/30 不定期UP>
13人が・・・13人じゃない。お前らなんでそんなことになってんの?!



☆キムさん家<執筆中:初回4/11 不定期UP>
キム
こんばんは、キム・リョウクです。僕の話聞きたい?
   スピンオフ作品 イさん家 『Ⅰ』(6000記念)  『Ⅱ』(7000記念)


☆いつか咲く花<全71話>
一目ぼれをしたことがありますか?
誰かを愛することなどもうないと思った事は?
これはそんな二人の話。

☆君と僕
Ⅰ<50話>
Ⅱ<50話>#1~
★君と僕のあいだ
purelude<11話>
Ⅰ<50話>#1~
#77500リクエストFF -con amore-
-Intermezzo- #1<10話>
Ⅱ<50話>#1~

☆キムさん家



ブロとも、パスがわかる方限定 鍵つきFF
色-shiki-シリーズ
    パスの説明は“色-shiki-シリーズ”をポチッとどうぞ。
     #雪白の月 KH・SM・RW <全9話> + #雪白スピンオフ<5話>
     #紫炎たゆたう YS <短編>
     #緋色に染まれ RW <短編>
     #瑠璃色の月影   <全14話> + #瑠璃色スピンオフ<5話:6/16~>
     #琥珀色の時間 2WOON <コラボ作品:全11話>
     #桜色の道 ギュウク <全6話>
     #朱鷺色の空 イェウク <全6話>
     #Mauve Nocturne ―藤色夜想曲― ギュイェ 「雪白」の設定です。<全6話+前奏曲>
     #Orange Sun Shine ギュウク&ミンイェ 「桜」の設定です。<全6話>
     #Blue Tear’s  ヘイェ <6/1~全10話>
   


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Our Love ①曇天

2012.09.30 10:25|Our Love
OurLove.jpg

(RyeoWook side)

―――雨、降りそうだな。

壁に描かれた青空の壁紙の、対面のブラインドの隙間から窓の外を見て思う。

窓の下に集まっている出待ちのファンや行きかう人が汗をぬぐうのを見て、曇っているのに気温は高いのだろうと推測する。

湿度も相当あるのかもしれない。

―――降って少し涼しくなればいいのに。

気温・湿度共にコントロールされた部屋の中では、外の様子などどうでもいいかのように、思い思いの格好で練習再開まで休憩を取るメンバーが居た。

シンドンとウニョクが二人でしきりに何かを話している。

演出の方向性がまだ決まりきっていないようだ。

まだ暫くかかるだろう。

行儀悪くも机の上に腰掛けて、手元のMP3を操作して番組で歌わなければいけない音源を探し出す。

早々にシンドン・ウニョクというカードを使ってしまったから、次はそれ以上のパフォーマンスを求められるだろう。

歌唱力というよりは、選曲の次点で大分点数が決まってしまうものなのかも知れない。

あとはアレンジだけど、それも一流のプロの手を借りるのだから自分の出来る事なんてほんの一握りだ。

目の前にイェソンが立っていてこっちを見て何かを言ったようだったから、あわててイヤホンを外し「何?」と聞いてみる。



「次の曲か?」

「うん。」



僕の手から片方のイヤホンをもぎ取り耳に当てる。『ピアノの曲だな。』と言った。



「うん・・・次は弾き語りしようかと思って。」

「自分でか!」



うん、自分で弾くから弾き語りっていうんですよ? 

っていうか・・・誰に頼めと言うのだろう。

イトゥク?ドンヘ?ソンミン?



「これ以上SJカード使ったら、一人じゃ何も出来ないって言ってるようなもんだから。」



そう言うとニヤッとわらってあの小さな手でポンポンと頭を撫でて行ってしまう。


―――がんばれよってことなんだろうけど・・・。



よくわかんない言葉は口走るくせに、肝心なところで言葉が足りないと思うのは僕だけなんだろうか。

まるっとした頭と比較的狭い肩幅のその後姿を見つめていると

携帯を弄っていたキュヒョンと目が合いニヤッと笑われる。



―――あぁ、そうだよ。好む好まないに係わらず、否が応でも兄さんに振り回されてるよ。



むっとしてイヤホンを押し込み、プレイヤーを見ているといつの間にか傍にやってきて、隣に座ったキュヒョンに、入れたばかりの片方のイヤホンを取られていた。



「もう一回初めから。」


そう言われ、黙って操作をする。



「ふーん。リョウクの声に合ってるな。」

「・・・ありがとう。・・・誰かさんたちがハードル上げるだけ上げてくれてるから・・・優勝して当然って雰囲気にグループ内がなっていて迷惑なんだけど。」



一応礼は言うものの・・・兄さんに言ってほしかった言葉をキュヒョンが口にしたものだから、思わず憎たらしい口を利くが、僕のそんな言葉で動揺するようなブラックマンネではなくて・・・見間違いであってほしいと願いたくなるほど・・・むしろ嬉しそうな笑みを浮べていた。



「負けず嫌いなのは知ってるって。優勝以外ありえないっしょ?」



さらにハードルを上げてくる。

短くため息をついて窓の外を見ると、横から白い手がにゅっと手が伸びてきて長い指でブラインドの隙間を広げる。

キュヒョンに窓際に追い詰められたような格好になっていた。



「・・・雨降りそうだな。」



耳元で響くキュヒョンの声に『うん』と答えて、そういえば・・・と思い至る。

キュヒョンのケガの痕は、こういう天気の時疼いたりしないのだろうか?

その思いをそのまま口にすると片方の口角を上げてニヤッ笑った。



「人をどっかのハラボジみたいに言うなって。」


そう言って僕の頬をつまんだ。


―――・・・痛い。


「カジャ・・・ってマンネライン何してるの!?」



頬を摘まれたままキュヒョンの後方に目を向けると、なんだか嬉しそうなイトゥク達と目を見開いているソンミン・イェソンが居た。



―――・・・ソンミン兄さんには・・・今夜のラジオの時、弁解しなくっちゃ・・・。



なんだか一気に室内の温度まで上がったように感じ、不快指数85%だなと思う。




Our Love②イタンリアン?

2012.10.01 19:47|Our Love
OurLove.jpg



(YeSung side)

アップされた写真でそこに笑顔でグラスを持っている姿を見つけて思わず笑みがこぼれる。

願うならその横に居るのが、その笑顔を向けられているのが俺であって欲しいけれど・・・。

楽しいならそれでいい。

しかし、この料理とその量・・・ヒョクチェは普通に食べたってことなのか?

結局アイツ、食わず嫌いなんだろうか。



「おい、きもち悪ぃな。」



遠慮なんて全くない少し擦れたような太い声が飛んできて、少しむっとして・・・顔の向きはそのままでその声の主を目の端で捕らえる。



「エイシッ。なんだよ・・・悪かったよ。」



よっぽど凄い顔で睨んだんだろう、ヨンウンが珍しく謝ってくる。

舞台を終えたばかりの弟を出迎える顔じゃないな・・・きっと。



「・・・お疲れ。」



すこし気を取り直してそう言うと、『ほんとに疲れた』と充実感を伴った笑顔を見せる。



「ヒョン、飯いこ、飯!」



同い年のコイツが・・・しかも、カメラの無いところでヒョンなんて、気持ち悪すぎて思わずあんぐりと口を開ける。



「なんだよ、その顔。・・・わかったよ、おごれ何て言わないって。」

「・・・共演者やスタッフとはいいのか?」

「・・・そっちか?!なんだよ、相変らず訳わかんね。何日かのうちの一日ぐらい良いだろ。・・・それに、何の為に最後まで待ってたんだよ。・・・で、何食う?」

「イタリアン。」



弟達の写真が頭の中を過りそう答える。

正しくはイタリア料理ではないことは分っているけれど。



「はぁ?日本まで来て?!鮨とか・・・天ぷら・・・。」

「イタリアン。」

「・・・お前、マジ意味不明。」



そう言って訝るヨンウンにさっきまで見ていた画像を見せる。

携帯と俺の顔を何回か往復し、呆れたようにため息をついた。



「・・・はいはい・・・イタリアンね。もしくは地中海料理ってやつ?」



そう問われて頷くと逞しい手が肩に回った。

・・・まぁ、ダイエットの効果はあって一時期と比べるとそう太くは無いけれど、少し痩せた俺の肩には重い。



「・・・重い。」

「お前は細すぎ。トゥギヒョンより細くなってどうするよ。」



―――・・・確かに。



あのヒョンが背負っていたものを支えなくてはいけないのに、体力が落ちてしまっていては困る。

考え込む俺を余所に、待ってろと言ってスタッフのほうへ駆け出したヨンウン。

戻って来ると店の住所が書かれた紙を手にしていた。

コイツは・・・それこそ正真正銘SJの立役者だ。

『つっかかりのないカンイン。』

人懐っこい笑顔を浮べて、回転の速い頭で空気をよんで、よどみなく吐き出される適切なコメント。

横柄に振舞っているように見えてきちんと心配りが出来るから、どこでもすぐに溶け込める。



―――・・・ヨンウンが戻ってきたから安心してヒョンは行くんだろうな。



うっすらとした寂しさと、二年も離れていたのに戻ってきたら実質リーダー代理になるコイツの人望に微かな嫉妬を覚える。

俺らは皆、個人活動が多い中であの笑顔で支えられて一つに纏ることが出来ているのだと思う。

率先して頭を下げ、皆を気遣い鼓舞するイトゥク。

自分がトゥギのような存在になれないのは知っているし、なる必要も無いのは分っているが・・・。



「・・・ウン、おい!ジョンウン!」



聞いているかと問われ、曖昧な笑みで返すと呆れたような顔で『飲むだろうって言ったんだよ。』と言われ言葉を失った。

―――・・・正気か?

大体お前・・・ちょっと1杯で止まらないだろ?

明日もステージが控えているはずだ・・・たしか、昼夜の二回講演。

・・・そうだった・・・こいつはそう言う奴だった。

皆をまとめ引っ張っていくのはこいつに任せるとして・・・俺の仕事はこいつのストッパーか。

短く息を吐くと、冷たい視線を投げて店の住所を書いたメモを奪い歩き出した。



OurLove③スパニエル

2012.10.02 21:22|Our Love
OurLove.jpg

(SungMin side)



「で?」

「ん?」



皿によそったチゲを食べていたスプーンを咥えたまま、顔を上げたドンヘ。

みん彼はどんな表情をしても様になっているな・・・とグラスに入った水に口をつけて、もう10年以上も顔を突き合わせているのに、改めて思う。

練習に疲れて帰宅すると、なぜかドンヘがいた。俺の顔を見るなり『お疲れ』や『おかえり』といった労いの言葉も余所に『腹減った』とのたまう。

―――俺、帰ってきたところなんだけど・・・。

唐突な言葉は別として、寂しがり屋のドンヘが、誰もいない宿舎で・・・今日俺以外の他の面々は帰ってこないと分っているのに、俺の帰宅を待っていたのかと思うと、なんとなくかわいそうな事をしてしまった気になる。

結局、ドンヘの思惑通り?捨てられた子犬のようなその表情が捨て置けなくて、キッチンへ行き、冷蔵庫に入っていた食材をかき集めてチゲを作ったのだけれど・・・。



「どうしたの?なんかあった?」

「・・・なんもない。ヒョンとご飯食べたくなって。」



顔を上げ、へへへと笑うドンヘの後ろに揺れる尻尾が見えるのは・・・きっと気のせいだ。

メンバー内でも、比較的真面目な俺らじゃ食卓に会話の華が咲くことも無く、時々「うまい」というドンヘに「うん。」と頷く以外会話がない。

別に気まずいわけじゃないんだけどさ。

何がきっかけか知らないけれど、ドンへ自体も疲れているはずなのに・・・。

こうして待っていたってことは気を紛らわせたい何かがあるはずだから、面白いことの1つでも言ってあげられたらいいんだけど・・・そうそう思い浮かばないよね・・・。

どっかにヒョクチェがドンヘの取扱説明書を置いてないだろうかと思う。



「・・・ヒョン、見た?」

「ん?何を?」



そう返すとポケットから携帯を取り出し、何かを検索してテーブルの上を滑らせこっちに寄越す。

それはメンバーのツイで、短いコメントと共に、数枚の写真が上がっていた。青い空と海を背景に楽しそうな笑顔の弟達。

―――あぁ、だからか。

肘をついてスプーンでご飯を突いているドンヘに『食べ物で遊ばない』と子どものように注意をすると、『遊んでないし』という。

―――いやいや、どう見たってお前拗ねてるし・・・。

「あー・・・俺も行きたかった。・・・ヒョンは平気なの?」

テーブルに顎を置いて凹んでいるドンヘがチラリと上目遣いで俺を見上げる。



「しかたないじゃん?だってミュージカルの日本公演控えてるんだし。」



そういうと『そうじゃなくって・・・』と言葉を濁す。

6集の活動が落ち着き、ツアーも夏のイベントもひと段落した今、スケジュールの合間を縫って

短い休暇を満喫するメンバー達。まぁ、遠出することも侭ならないメンバーがいるのも事実で。



「贅沢言えないよ。カンインヒョンなんてそのまま公演に突入だよ?」

「そうだけどさ・・・。」

「みんな楽しそうでよかったじゃない。」

「うん・・・そうだけどさ。」

「土産話、楽しみにしてようよ。」

「・・・うん。」



―――もう一押しかな?



「ドンヘが待ってくれていて良かったよ。皆出かけてるのに一人でこのツイみて凹むところだった。それに一人の飯にならずに済んだし。・・・それ、お前の為に作ったんだけどもう食べられない?」




そう聞くと晴れやかに笑って体を起し、『食う』と言ってスプーンを持ち直すと平らげ始めた。

―――ヒョク、早く帰ってきなよ。

大体・・・俺はあの白い大型犬だけで手一杯なのに・・・寂しがり屋のコッカースパニエルみたいなドンへの世話までとてもじゃないけど見てられない。

・・・エサぐらい与えるけどさ。


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プロフィール

ぶひひ

Author:ぶひひ
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FF、SJ中心で・・・BL取り扱いです。

CPはイェウクを中心に・・・83はもちろん、2woon ウンシヘ マンネラインまでほぼ全てに萌える○態です。
まぁ"みんな違って みんないい”ってことで。

*作者の脳内でのお話ですので、当然事実と異なります。事実も都合のいいように解釈し捻じ曲げ、誇張します。苦手な方、取り扱い注意です。

紙媒体化はじめました。(カテゴリ『はじめに』・・・より『本棚』へどうぞ)

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