恋が妄想、始めました。#1

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(RyeoWook side)



入院は思ったよりも長引いた。

怪我が原因というよりは、心配症の弟さんのメディカルチェックが厳しくてなのだけれど。



「物々しいね。」



病室前の警備を見て、びっくりする皆に『そうだね。』と僕も同じように感じているフリをする。

イトゥクさんがノックをすると、『どうぞ。』と先生の声が聞こえた。



「よ。来てやったぞ。」

「・・・ありがとうございます。」

「これ、お見舞い。」

「気を使っていただいてすみません。」

「ヒョンにじゃなくて、皆で食べようと思ってだから気使ってないけどねぇ。」



そうソンミンさんは言って、イトゥクさんから先生へと渡った差し入れを取り戻し、ソファーの前のテーブルに広げた。

必然的に皆の足がそこに向かう。

バンドメンバーの4人と、ヨンウンさん、僕達四人が入っても人口密度が気にならない広い部屋。



「ほら、突っ立ってないで座って食べよう。」



座ってと言われても・・・と、僕らは顔を見合わせて三人掛けのソファーに何とか四人収まった。

視線を感じて顔を上げると、反対のソファー脇に立っている先生と目が合った。



「贅沢してるな。ずーっとここに居る?」



ヨンウンさんが笑って言って、先生の唇がへの字になった。



「お前もお坊ちゃんだったんだな~。」

「もって、ランクが違いすぎだけど。」



苦笑いするキボムを睨んで、ヒチョルさんは『で、どこ?』と言った。



「え?」

「傷。」

「あぁ、腹・・・。」



何となく傷口を押さえるようなそぶりをした先生の横から手が伸び、院内着をぺラッと捲った。



・・・。



「なんだ、傷口は見えないのか。」



傷口は見えなかったけど、お腹は見えたし。



「どの位?」

「んー、このくらい?」



親指と人差し指でサイズを教えるのはいいとして、院内着を捲ったままだけど。



「・・・ってか、セン、結構鍛えてます?」

「は?!」



キュヒョンの言葉にギョッとして横を向く。



「だってほら、うっすらと腹筋割れてない?」

「・・・普通じゃない?」

「普通って・・・まさかお前、割れてる?」



そう言って僕のTシャツを掴むから、慌てて阻止した。

割れているなんて、思ってもいないくせに!




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FF、SJ中心で・・・BL取り扱いです。

CPはイェウクを中心に・・・83はもちろん、2woon ウンシヘ マンネラインまでほぼ全てに萌える○態です。
まぁ"みんな違って みんないい”ってことで。

*作者の脳内でのお話ですので、当然事実と異なります。事実も都合のいいように解釈し捻じ曲げ、誇張します。苦手な方、取り扱い注意です。

紙媒体化はじめました。(カテゴリ『はじめに』・・・より『本棚』へどうぞ)

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