again#8 EunHae

2012.12.05 00:00|again(EunHae)【完】
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DongHae side



「ヒョク!さっきのは危ないよ。」

ステージから降りると俺が袖に来るのを待ち構えていたソンミンヒョンとシンドンヒョンに怒られる。

「前に出すぎで落ちるかと思ったら今度は下がりすぎ。お前の後ろはプチパニックだったぞ。」
「ほんと、ドンヘにステージングでサポートされるなんてお前らしくない。」

二人に言われうな垂れる俺の肩をドンヘ(ヒョクチェ)が叩いて通り過ぎてゆき、その後ろから来たトゥギヒョンに肩を抱かれ「しっかりしろ。事故に繋がる。」と注意を受ける。



リハでは何てこと無いって思った自分が居た。
俺だってダンス組でもあるんだから、そう振り付け変わんないし。

本番、ライトがつくとその様相は一転した。

いつも視界の端に誰かが居るのに誰もいない。
そりゃそうだよな。センターで、しかも最前列で踊っているんだ。
皆は自分の斜め後方に扇状に広がっている。
逆光でよく見えなくて、前には黒い海が広がっているみたいだった。


衣装を引っ張られたのはそのときだったと思う。
足元を見ればステージの際まで来ていて、あと半歩踏み出していたら落ちていただろう。
それにビビッて前に出辛くなり、今度はこれ以上下がるなと背中に手のひらを当てられた。
二度とも振り返るとドンヘ(ヒョクチェ)が居た。

センターで踊ることだってある、ソロステージだってSSじゃ普通だし。
・・・が、今日はなぜか足が震えた。
一曲の殆どがセンター付近。
ダンスシーンは当然最前列で誰も視界に入らないって事が・・・あんなにも怖いと思ったのは初めてだった。



「お前、疲れてるのか?昨日もおかしかったし。」

そうシンドンに聞かれ、曖昧に笑って『ごめん』と詫びる。

昨日のバラエティでも散々だった。
当然のように期待した視線を送るMC・・・間髪居れず話をつながなきゃいけないところで、そうすることが出来ず結局イトゥクとシンドンにカバーをしてもらったのだった。
終いには『今日のウニョクさんはおかしいですね・・・休憩?』とまで言われてしまう始末。
バラエティだって台本はある。進行表はあるんだけれど、何処から弾が飛んでくるか分らないし、番組はウニョクには綺麗な適切なコメントを求めていない。
どれだけ面白くしてくれるか。
上手く、軽快に捌いてくれるかを求めていた。
適度な毒を吐きつつ皆を笑わせて、場を和ませろなんて・・・笑いたくない時だってあるし、笑わせられるようなメンタル状況の時だってあるのに。


―――無理だよ俺には。そんなに器用じゃない。凄いよ・・・ヒョクは。

はぁっと深いため息を付いた時、頭の上に乗っかった小さな手。
そのまま抱き寄せられて頭をぐちゃぐちゃと撫でる。

「ちょっ・・・ヒョン!止めてって。」
そう抵抗すると耳元で『ヒョクも大変だったぞ。レコーディング。』とだけ呟いて去っていくイェソン。

あ・・・レコーディング・・・忘れてた。
そうだよな・・・ん?
今・・・ヒョクもって言った?
イェソンもヒチョル同様入れ替わっていることに気付いてるの?!
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FF、SJ中心で・・・BL取り扱いです。

CPはイェウクを中心に・・・83はもちろん、2woon ウンシヘ マンネラインまでほぼ全てに萌える○態です。
まぁ"みんな違って みんないい”ってことで。

*作者の脳内でのお話ですので、当然事実と異なります。事実も都合のいいように解釈し捻じ曲げ、誇張します。苦手な方、取り扱い注意です。

紙媒体化はじめました。(カテゴリ『はじめに』・・・より『本棚』へどうぞ)

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