あした雨が上がったら #4 

2012.12.10 00:00|☆あした雨が上がったら 
img_138996_5032615_0.jpg



KanGin side

「かんぱーい。」


ワイングラスを掴んでいたキュヒョンとソンミンから、最初はビールだろとグラスを奪って皆で缶をあわせる。

「キュヒョン、いい作品だったよ。おめでとう。」

トゥギヒョンがそう言うと、『はぁ、・・・ありがとうございます。』と照れたように言うキュヒョン。

「お世辞抜きに・・・これはお前の代表作になるかも。最後まで気を引き締めて。」

公共事業が増えない中、久々の箱物で3千人収容のホール建設計画。
この業界では何処か取るか注目物件だった。
シンプルで前衛的なデザインをするキュヒョン。
イェソンはどちらかと言うと・・・懐古主義とでも言おうか。
近代的なものにさりげなく、絶妙な配分で散りばめられた古典的なもの。
それが何とも言えない暖かい空気を作り出す。


「ヒョン、俺は?俺は?」

「んー。お前もよくやった!!」

そういってソンミンの肩を抱き、逃げられないようにしてからワシワシと頭を撫でている。
嬌声とも悲鳴ともとれる声を上げている。
トゥギに助けを求めるが、笑ってばかりで助けてはくれないって。

「やー!パク・ジョンス!!」

「ジョンスって?」

不思議そうにあがった声に皆が動きを止める。

「あ、そっか。トゥギヒョンの本名。」

『そういや言ってなかったな。』って呟いたジョンウン。
『パク・パラムっていうのもありますけどね。』って言うキュヒョンにヒョンから非難の声が上がる。


「そもそも、お前からちゃんと紹介しろよ。俺らまだ数えるほどしか会ってないんだから。」

「僕はパク・ジョンス。イトゥクっていうのは学生時代の仇名なんだ。“カンイン”はキム・ヨンウン。」

ヒョンの言葉にうんうんと素直に頷く・・・リョウクって言ったっけ?
なんだか不安になって思わず『まさか、イェソンが本名だなんて思ってないよな?』と確認する。

「えっ!!違うんですか?!」


予想通りというか・・・なんというか。


「パボ・・・なわけないじゃん。」

「だって・・・事務所名もそうだし。みんなそうとしか呼ばないし。
 少し変わった名前だけど・・・そうなんだと思ってた。」

キュヒョンとのやり取りに耐えられなくなって腹を抱えて笑うトゥギとソンミン。

「ジョンウン。キム・ジョンウンだ。」

リョウクへそう言って俺の方へ皿を突き出す。入れろってか?

目の前の酢豚をとりわけ、『はい、ジョンウン!。』とわざわざ名前を呼んで返すと、不思議そうに首をかしげて『ん。ありがとう。』と言った。



「だー!!そこは“ヨンウン”って言わなきゃ駄目でしょう?!」


おーキュヒョナ、お前判わかってきたな。
関連記事
スポンサーサイト

Comment

ははは…

最後のオチ、イェソンらしい。
さて、買いすぎたお酒、どれだけ呑むかなイェソン。
2wonのこの後はどうなるのかな?
楽しみです。

どうしてもオチつけたくて。
特に兄さんには、必要だろうと。

私の顔やばい

ご ご で は だ ら ぎ た - - い

濁音

よみにくーい!!(*≧∀≦*)
でも、切実さが伝わり可笑しい!!
ありがとうでーす。
非公開コメント

| 2017.10 |
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

ぶひひ

Author:ぶひひ
IKBへようこそ!

FF、SJ中心で・・・BL取り扱いです。

CPはイェウクを中心に・・・83はもちろん、2woon ウンシヘ マンネラインまでほぼ全てに萌える○態です。
まぁ"みんな違って みんないい”ってことで。

*作者の脳内でのお話ですので、当然事実と異なります。事実も都合のいいように解釈し捻じ曲げ、誇張します。苦手な方、取り扱い注意です。

紙媒体化はじめました。(カテゴリ『はじめに』・・・より『本棚』へどうぞ)

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

ページトップへ